観測史上最長の「黒潮大蛇行」三陸沖は平年差が最大+7℃に-海洋のまとめ(4月14日~4月20日)

4月14日~4月20日の海洋のまとめです。

■海面水温
今期末にかけて、日本海域では平年より高い海域が継続した。東シナ海~南西諸島付近は、平年よりやや高い海域が広がった。太平洋側は黒潮大蛇行が続き、黒潮が離岸する潮岬沖を中心に、平年よりやや低い海域が継続した。黒潮が北上する三陸沖では、平年よりかなり高い海域が続き、最大で7℃高かった。親潮が後退する北海道南東方沖では平年よりかなり高い海域が継続。オホーツク海や千島近海では、平年よりやや高い海域が広がった。

■気圧配置と波
14~15日、前線を伴った低気圧が日本の東を東進。また、東シナ海には前線がのびた。15日は前線や低気圧の周辺で波が高まり、日本の東や東シナ海で波高3m前後。16日、低気圧が日本海を東進。日本海域は中部で波高2m前後となった。18~20日、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南海上を進んだ後、三陸沖を北上。日本海域は19日に北海道の西海上、20日に秋田沖でやや波が高まったほか、比較的おだやかに経過。太平洋側は低気圧周辺で波が高まり、19~20日にかけて日本の東海上で波高6m以上の大しけとなった。

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