秋田県の人口減少問題 佐竹知事「女性の社会減が改善傾向」 女性が輝く地域づくりをさらに進めていく考え

秋田朝日放送

秋田県の佐竹知事は人口減少問題のうち、若い女性の県外流出数に持ち直しの傾向が見られると述べ、女性が輝く地域づくりをさらに進めていくとしています。

秋田県 佐竹知事:「男性女性とも社会減が相当持ち直している。とりわけ女性について改善傾向が見られ、この5年間で700人近く減っている状況だ」

県外からの転入から転出を引いた「社会増減」について県がまとめた報告書によりますと、15歳から29歳の若い世代では去年男性が1300人、女性は1333人とほぼ同じ数減りました。女性の減少数が持ち直している一方で、男性は流出が続き首都圏の大企業を中心にコロナ後の求人が旺盛となっている影響を受けているとみられます。

また、人口減少率の減少幅はマイナス0.28ポイントと宮城県を除いた東北5県では最も小さくなり、人口減少の傾向が緩やかになりました。県では改善傾向の分析を深め、施策に反映させる考えです。若い女性の定着と回帰を図るため、首都圏での交流会の開催や女性の意識改革にむけたワークショップを開く予定です。

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