大谷翔平がスポーツテクノロジー企業『ラプソード』とアンバサダー契約「もっと早い段階でこういう機器があればよかった。若い選手にも活用してほしい」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が4月22日、シンガポールに本社を置くスポーツテクノロジー企業『Rapsodo』とテクノロジーアンバサダー契約を締結した。

大谷は同社の「投打同時計測可能デバイス・PRO 3.0」を使い、パフォーマンスの向上に役立ててきた。「PRO 3.0」は3つのカメラと2つのレーダーが搭載されており、投球と打球の両方で高精度なデータを計測。データはリアルタイムで確認できる。

「実際に使ってみて素晴らしい機器だと感じた。もっと早い段階で、それこそ少年野球の時代からこういう機器を活用できていれば、もっと上手くなれたんじゃないかと思っている。計測されたデータは、自分自身のプレーを数値化することに活用している。効率の良いスイングであったり、打たれにくいボールをデザインするには、データで可視化できた方が成長につながると考えている」
「バッティングではずっと使っている。リハビリの段階から実際の数値が感覚に合っているのかどうか確認している。今後、投球を開始してからも、感覚との一致・不一致を随時確かめることでリハビリもスムーズに進むんじゃないかと思っている。若い選手の皆さんにもぜひ活用してほしいし、データを活用することでより早く成長できると思う」

このようなコメントを残した大谷は、同社のテクノロジーアンバサダーとして、野球用弾道測定技術の進歩と、選手の技術向上を目的とした啓蒙活動に協力していく。米メディア『ClutchPoints』によると、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ブレイク・スネル(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)らもMLBアンバサダーに含まれているという。

構成●THE DIGEST編集部

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