阪神・村上が8回1失点 雨中で112球の熱投も2勝目はお預け

 7回、代打の大和を一邪飛に打ち取り雄叫びをあげる村上(撮影・堀内翔)

 「DeNA-阪神」(23日、横浜スタジアム)

 阪神の先発・村上は8回3安打1失点。今季最多112球の力投を見せたが、2勝目はお預けとなった。

 初回は三者凡退に抑える好スタート。二回、先頭・牧に左前打されると、自身の暴投も絡み2死三塁から山本に右前適時打を浴びた。山本には2日の同戦でも2打数2安打3打点を許しており、この夜も2打数2安打。通算12打数6安打となり、天敵になっている。

 先制点こそ許したが、安定感は抜群だ。三回は1死一塁から関根を二ゴロ併殺。1-1の七回は3四球で2死満塁のピンチを背負ったが、代打・大和を一邪飛に打ち取り、無失点でしのいだ。村上は八回もマウンドに上がり、3人で片付けた。

 DeNAは今季初登板となった2日に3回7安打5失点で黒星を喫した相手。この夜は時折、雨が降る中、昨季MVPの実力を見せつけた。

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