宍道湖七珍「スズキ」で新メニュー 島根県産品を多彩にアレンジ「ブランド化」後押し(松江市)

島根県産の農林水産物の魅力を知ってもらおうと、県の認証制度で認められた食材をふんだんに使った新メニューが誕生し、松江市のホテルで披露されました。

益田市美都町産のいちごをたっぷり使ったレモンゼリー。だし巻き卵には、出雲市産のきくらげが使われています。松江市のホテルでお披露目された『古御膳』です。

坂西美香アナウンサー
「お出汁のうまみがじゅわっと広がります。刻んで入っているきくらげもいいアクセントになっています。これらの料理に使われているのは、島根県の美味しまね認証を受けた食材です。この食材に、さらにシェフがひと手間をかけ美味しさや魅力をアップさせた新たなメニューが完成しました」

「古御膳」は、島根県独自の認証制度「美味しまね認証」で認められた県産品の良さを知ってもらおうと考案された新メニューの第2弾で、認証制度のサポーターを務める松江市のホテルサンラポーむらくもが考案しました。

今回のメイン食材は「スズキ」。宍道湖を代表する特産「七珍」のひとつに数えられ、宍道湖・中海沿岸地域で古くから親しまれてきました。中海産の朝どれを直送、お茶を使ってマリネして下ごしらえしたあと、天ぷらに仕立てました。

坂西美香アナウンサー
「サクサク、そして中のスズキはふわふわに仕上がっていますね」

お披露目会では、生産者や観光関係者などが試食。考案した総調理長が自ら料理について説明しました。

サンラポーむらくも・照沼英則総調理長
「お茶でマリネしているんですけど、だいぶ臭みが抜けていますね」

試食した人
「私もたまに頂きますけど、やっぱり味が違いますね」
「煎茶でスズキを漬けるというので、新しい食べ方ができたなと思っています」

サンラポーむらくも・幸野光宏料理長
「ぜひこのスズキを通して、生産者さんと生産者さんをつなげて、また新たな料理を作っていきたいと思っています」

この新メニューは、松江市のサンラポーむらくもで4月27日から提供される予定です。ホテルでは、今後も工夫を凝らした料理で地元食材の魅力をアピール。県産品のブランド化を後押ししたいとしています。

© 山陰中央テレビ