春の雪解け水を「すだれ放流」鳴子ダム春の風物詩〈宮城・大崎市〉

宮城県大崎市の鳴子ダムで、ダムにたまった春の雪解け水を放流する「すだれ放流」が4月23日に始まり、訪れた人を楽しませています。

23日に始まった鳴子ダムの放流は、毎年この時期にダムに異常がないことを確認するため行うものです。
幅およそ95メートル、高さおよそ90メートルのダム上部から大量の水が勢いよく流れ落ちる様子がすだれ状に見えることから「すだれ放流」と呼ばれ、春の風物詩として親しまれています。
例年は大型連休中に行っていますが、今年は、暖冬の影響でダムに入ってくる雪解け水が少ないことから、農業用水を供給する田植えの時期に重ならないよう、10日ほど前倒ししたということです。

23日には、県の内外から人が訪れ、写真を撮ったりしながらすだれ放流を楽しんでいました。

訪れた人
「もう最高ですね。ダム好きにとっては最高です。アーチを流れてくる水流がすごいきれいで、感動しました。」

「新緑もいろんな色のグリーンがあって、そのコントラストがすごくきれいなので、マイナスイオンを浴びて、気持ちがいいです。」

訪れた人
「やっぱり迫力があってすごいです。」

鳴子ダムの「すだれ放流」は4月25日まで行われます。

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