実行犯は別 逮捕の男は都内に残る 那須町で男女2遺体発見

那須町の河川敷で焼損した男女の遺体が見つかった事件で、死体損壊の疑いで逮捕された25歳の男が、遺体の発見直前に東京都内にいたことが23日、捜査関係者への取材で分かりました。

この事件は4月16日、那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん55歳と妻とみられる女性の遺体が見つかったものです。

栃木県警と警視庁の合同捜査本部は死体損壊の疑いで埼玉県越谷市の建設業平山綾拳容疑者(25)を逮捕し22日送検しました。

その後の捜査関係者への取材で平山容疑者が、遺体発見の直前に東京都内にいたことが分かりました。

平山容疑者は実行犯について「損壊場所は誰も来られないところがいいと話していた」と説明しています。

捜査関係者によると、平山容疑者は遺体が発見される前日の午後9時半ごろ、都内のコンビニを車で訪れ、徒歩で現れた2人組と合流。

午後11時ごろに車を残して店を離れ、約30分後に2人組だけが車でコンビニを後にしました。

平山容疑者は16日の午前2時前から3時半ごろまで、都内の居酒屋に1人でいて、同じ頃、平山容疑者の車はすでに栃木に向かっていたということです。

警視庁と栃木県警の合同捜査本部は、実行犯は別にいるとみて調べています。

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