【新日本】棚橋組が6人タッグ初防衛 H.O.Tの悪の連係を攻略「ボルチンの成長がチームの成長」

NEVER6人タッグ王座を防衛した矢野通(左)、棚橋弘至(中)、ボルチン・オレッグ

新日本プロレス23日の後楽園ホール大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者の棚橋弘至(47)、矢野通(45)、ボルチン・オレッグ(31)組が「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVIL、高橋裕二郎(43)、金丸義信(47)組の挑戦を退け、初防衛に成功した。

14日の台湾大会で行われた新王者決定トーナメントを制してベルトを奪取した棚橋組だが、決勝戦で撃破したH.O.T(EVIL&SHO&金丸)のイチャモンによりV1戦での再激突が決定。SHOが裕二郎に変わったトリオを挑戦者組に迎え撃った。

H.O.Tの悪の連係に苦しめられた王者組は、孤立した棚橋が裕二郎のインカレスラムを浴びて窮地に陥る。さも当然のように介入してきたセコンドのディック東郷のスポイラーチョーカーで締め上げられた。

しかし、ここに矢野が救出に訪れると、金丸のウイスキーミストを裕二郎に誤爆させる。両チーム入り乱れての急所攻撃合戦は、棚橋がEVILにさく裂させて裕二郎を孤立させることに成功。最後はボルチンのカミカゼのアシストから、ハイフライフローを投下して乱戦に終止符を打った。

V1に成功した棚橋は「今日はカバーしてもらった。ボルチンの成長がチームの成長」と、期待のホープの活躍にご満悦。ボルチンも「プロレス強くなってると思うけど、これは先輩のおかげ、このベルトのおかげ」と、さらなる飛躍を誓っていた。

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