吉岡里帆、事務所移籍で期待される「朝ドラ&大河」出演のチャンス もうひとりの人気女優と“2枚看板”へ

4月に入り、それまで所属していた芸能事務所が休業を発表し、同社を退社した女優・吉岡里帆。その後、別の芸能事務所「フラーム」に移籍し、新しい挑戦に邁進している。

「フラーム」は戸田恵梨香や有村架純など、トップクラスの実力派女優を多く抱えており、近年では、女優業に本腰を入れている田中みな実が移籍している。2月には、26年間、在籍した広末涼子が退社したも話題になった。

芸能ジャーナリスト・平田昇二氏は「フラームを選んだのは『いい選択』と言われています」と語る。

「吉岡さんは、コメディからシリアスまで高い演技力で、視聴者を魅了してくれていますが、代表作と呼ぶべきものはまだない、と言ってもいい。フラームなら、やりたい仕事を取ってきてくれて、国民的女優になる可能性もありますから。

NHKのドラマへのキャスティングにも強いパイプがあり、有村架純さんは朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で注目され、その後『ひよっこ』(2017年)でヒロインに。2023年には、大河ドラマ『どうする家康』で、主人公の正室を演じました。

戸田恵梨香さんも『スカーレット』(2019年)に、松本穂香さんも『ひよっこ』(2017年)など、それぞれ朝ドラに出演しています。吉岡さんも『あさが来た』(2015年)には出演していますが、大河ドラマはまだ。新事務所に所属したことで、朝ドラのヒロインや大河ドラマへの出演も期待できるのではないでしょうか」

さらに吉岡といえば、2023年には花王やみずほ銀行、都市再生機構など、9社のCMに出演している“CM女王”だ。広告代理店関係者は「素顔も謙虚で礼儀正しく、クライアントさんからの評判もすこぶるいい。親しみやすく、大物ぶらないのも魅力」と明かしている。

実際、ビデオリサーチが2024年2月に発表した、2023年のCM露出タレントランキングでは、吉岡は前年に引き続き5位をキープ。幅広い年代から好感度が高く、事務所から大いに期待される存在であるといえるのだ。

「短時間の撮影で高額ギャラが稼げるCMは、事務所にとっていちばん大きな仕事と言ってもいいくらいです。CMオファーが絶えない吉岡さんは、事務所にとっても大きな戦力、重宝される存在になると思われます。

ほかの所属女優でいえば、戸田さんは子どもが小さいため、まだ本格的に復帰するのは難しく、有村さんもKing & Prince・高橋海人さんとの恋愛が今後、どうなるかわかりません。事務所としては、吉岡さん同様に同性からの支持もあり、CMの露出が多い田中みな実さんとの“2枚看板”を期待していると思います」(平田氏)

移籍を発表した際、自身のInstagramで《これまでの感謝の気持ちを胸に第ニ章をスタートさせます》とつづっていた吉岡。飛躍の年となるだろうか。

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