国境を越えた通信ネットワーク詐欺などの犯罪を取り締まるため、中国公安機関とラオス警察は国際的な警察・刑事司法協力を継続的に展開し、このほどタイ、ミャンマー、ラオス国境の三角地帯のラオス側にある三つのアジトを破壊し、中国籍の容疑者250人を逮捕しました。現在、関係者および事件関連物品はいずれも雲南省シーサンパンナ国境通関地を通じて中国側に引き渡されました。これは両国の警察が刑事司法協力を深めて得たもう一つの重要な成果となります。
2022年11月、河南省周口市の公安機関は、金を脅し取ろうとした恐喝事件を捜査・処理する過程で、劉容疑者をはじめとする犯罪グループがミャンマーやラオス国内にアジトを設置し、中国国民を対象に国境を越えた恐喝、通信ネットワーク詐欺などの犯罪活動をおこない、事件にかかわる金額が莫大だったことを発見しました。公安部は事件関連地域の公安機関を組織して、手がかりを深く掘り下げ、深く研究・判断し、当該犯罪グループの組織構造とアジトの位置を逐次明らかにしました。関連の犯罪事実と証拠を把握したうえで、公安機関はこのほど国際的な警察・刑事司法協力を通じて、関連の手がかりをラオス警察に通報しました。ラオス警察は迅速にアジトに対して統一的な調査活動を展開し、対象となった容疑者160人、逃走中の90人を逮捕し、犯行に使われた携帯電話990台余り、パソコン270台余りを押収しました。（提供/CRI）
