【広島】エース・床田寛樹の好投で初の5割到達 新井監督は宇草孔基の〝覚醒〟を予言

広島・床田寛樹

今季20試合目で勝率5割初到達――。23日、広島は敵地(神宮)でのヤクルト戦に2―0で快勝した。

先発のエース・床田寛樹(29)が燕打線を8回4安打無失点の好投を披露。7回には5年目の伏兵・宇草孔基外野手(27)が、0―0の均衡を破る会心の先制2ランを放った。9回を守護神・栗林良吏(27)が3人で試合を締めて、借金完済での勝率5割、2つの引き分けを挟んで、4連勝を完成させた。

先発投手を中心に少ない点数を守り抜く野球で連勝を伸ばした新井貴浩監督は(47)は「もう本当にナイスピッチングだった」と先発のエース左腕を絶賛。「毎試合、試合を作ってくれるし、週あたまでこういうピッチングをしてくれるとベンチも助かる」と、これで4試合連続で7回以上を投げ、防御率も0点台に突入した床田の安定ぶりを褒めたたえた。

「打」では「7番・左翼」で2戦連続のスタメン抜てきとなった宇草が唯一の得点となる決勝弾。19日の代打での1号に続き、連勝中に2本目となる伏兵の劇的弾に「本当、ね。値千金の最高のホームランを打ってくれた」と激賞。「本人も感覚的にいいものをつかみかけていると思う」と、今後の〝覚醒〟まで予言していた。

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