森林と人をつなぎ地域を活性化 群馬・みなかみ町

森林と人をつないで地域を盛り上げようと、群馬県みなかみ町で「もりフォーラム」が開かれました。

町の9割が森林のみなかみ町では地元の人が事業者に頼らず兼業などで小規模な伐採を行う「自伐型林業」を推進しています。

このフォーラムはみなかみ町と町の森林活用協議会が初めて開いたもので、自伐型林業に携わる人など約130人が参加しました。フォーラムでは森林活用のコンサルタントなどを手掛ける株式会社モリアゲの長野麻子代表が講演しました。

現代は森と人の距離が離れすぎていると訴える長野さんは、大手チェーン店で木造の店舗の建設が進むなど、木材を再評価する「ウッド・チェンジ」が進んでいることを紹介しました。

また町がイヌワシの保護に取り組んでいることに触れ、多くの生物がすむ森林の保護は生態系の保護にもつながると話しました。そして「みなかみ町が持つ森との付き合い方のノウハウを活用すれば大きなビジネスチャンスが生まれる」と町の可能性を参加者に伝えていました。

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