アプリに「2千万円運用益」 豊岡の55歳女性、投資名目で575万円だまし取られる

兵庫県警豊岡署=豊岡市昭和町

 22日午後、兵庫県豊岡市の会社員女性(55)が「投資名目で575万円をだまし取られた」と県警豊岡署に届け出た。同署が詐欺事件として調べている。

 同署によると、女性は今年1月10日、インターネットを通じて知り合った相手から、LINE(ライン)の投資に関するグループに招待された。同月13日にはこの相手が用意するという500万円を元手にした資金運用を持ちかけられ、女性は専用アプリをダウンロードした。

 アプリ内で2千万円の運用益が出たと表示され、女性は元手の500万円の返済を求める相手に従い、ローン会社や消費者金融から資金を工面。3月11日~4月11日の間に相手の指定口座に6回計575万円を振り込んだ。その後、女性は工面した資金を運用益で返そうと自分の口座を確認したところ、口座内には10万円しか入っておらず、被害に気付いたという。

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