中国国民の総合読書率、23年は81.9%

中国国民の総合読書率、23年は81・9%

21日、重慶市大足区図書館で本を読む児童。(重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社昆明4月23日】中国人成年の2023年の総合読書率が81.9%と前年から0.1ポイント上昇したことが23日、中国新聞出版研究院が発表した第21回全国国民読書調査の結果で分かった。

 書籍や新聞、雑誌、デジタル出版物が対象で、うち書籍の読書率は前年並みの59.8%、新聞は0.4ポイント低下の23.1%、雑誌は0.2ポイント低下の17.5%となった。パソコンや携帯電話、電子書籍リーダー、タブレットPCなどデジタル化された読書方法の接触率は80.3%と0.2ポイント上昇した。1人当たりの読書量は紙書籍が4.75冊、電子書籍が3.40冊だった。

 オーディオブックなど音声で「読書」をする習慣を持つ人の割合は国民全体で3割以上、成人は36.3%に上った。未成年者も33.1%がこの1年間で「音声読書」をしたことがあると答えた。

 未成年者の読書率は2.0ポイント上昇の86.2%。1人当たり読書量は0.25冊増の11.39冊で、紙書籍の1日当たりの読書時間は35.69分だった。

 国民に読書を促す各地の「全民読書活動」は影響力がさらに高まり、23年の活動参加度は0.8ポイント上昇の67.5%となった。

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