ソフトバンク近藤健介「本当に甘い球を1球で捉えるのが大事なのかな」ロッテ佐々木朗希から先制打 通算24打席目の初安打で再確認した鉄則

4回1死一、三塁、近藤(右)に先制適時打を許すロッテ・佐々木(撮影・冨永豊)

◆ロッテ2―4ソフトバンク(23日、ZOZOマリン)

ソフトバンクの近藤が苦手としていたロッテ佐々木から先制の左翼線適時打を放った。

4回1死一、三塁。佐々木の外角低めに落ちる144キロのフォークを逆方向にはじき返し、三塁線を破った。「有原さんも粘っていい投球ができていたので。チャンスでしたし、良かった」と振り返った。

佐々木から通算24打席目での初安打。昨季は11打席で8打数無安打、7三振と完全に抑え込まれた。「もちろんいい投手なので、得意な人もいないと思いますし。本当に甘い球を1球で捉えるのが大事なのかなと思います」と好球必打の重要性を再確認した。

先週は日本ハム、オリックスと続いた2カードを1勝2敗2分け。開幕ダッシュの勢いに陰りが見えていた。「先週はあまりいい感じではなかったので、(今週の)最初のスタートとしては良かった」。米大リーグにも熱視線を浴びる本格派右腕に土をつけ、チームを再び勢いづける一打に笑顔を見せた。

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