【WWE】中邑真輔 シェイマスに敗北も…英国遠征では新王者コーディ・ローデスに4夜連続挑戦

シェイマス(左)にカカト落としをぶち込む中邑真輔(©WWE)

WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(44)が、復活へ向けて奮闘を続けている。

先の祭典「レッスルマニア40」出場がかなわず、このところ黒星が続く。22日(日本時間23日)のロウ(オハイオ州コロンバス)では、元WWE王者の強敵シェイマスと一騎打ち。リングサイドでドリュー・マッキンタイアが見守る中、コーナーに載せたシェイマスのボディーに強烈なヒザ蹴りを打ち込んだ。さらにけいれん式ストンピングから「カモーン!」と挑発。キックの連打からカカト落としで攻め込む。

だが、パワーに勝るシェイマスのラリアートで反撃にあった。パンチ連打からエプロンでヒザ蹴りをくらったが、場外でシェイマスがマッキンタイアに気をとられた隙に、ハイキックをぶち込んで逆襲。実況席に叩きつけると、場外バリケードから飛んでヒザ爆弾をくらわせた。シェイマスの猛攻をしのぎ、スライディングジャーマンからダイビングニーを放つも、3カウントを奪えない。

それでもシェイマスの雪崩式ホワイトノイズをカウント2ではね返し、白熱の攻防に。中邑はシェイマスの後頭部にキンシャサをぶち込んだ。トドメのキンシャサをキャッチされてパワースラムからブローグキック、ヒザ蹴りを浴びるも、3カウントは許さない。ケルティッククロスをかわしてキック連発で勝負に出た。ところが、カウンターで2発目のブローグキックを浴び、マットに沈んだ。

またしても惜敗で勝利は挙げられなかったが、メインロースターとして復権への戦いは続けている。17~20日には「WWE LIVE」として行われた英国ツアー4連戦に出場。複数の海外メディアによると、バーミンガム、カーディフ、ロンドン、ベルファストの各地で、何と4戦連続で新統一WWEユニバーサル王者の〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスに挑戦した。

コーディは7日の祭典で、前王者ローマン・レインズの超長期政権を1316日で終わらせたばかり。世界最大団体の新エースと中邑はかねて遺恨関係にあったが、いきなり最高峰王座連続挑戦の〝抜てき〟だ。悲願の最高峰タイトル奪取はならなかったが、連日メイン戦で奮闘した。中邑もツアー中に自身のインスタグラムを更新し「戦い続けて UKツアー中」とポストし、復権へ戦っている。

26日のスマックダウン、29日のロウでは「WWEドラフト」を予定。ロウのアダム・ピアース、スマックダウンのニック・オールディス両GMへ向け、格好のアピールになったはずだ。

この日のロウは「ABEMA」にて放送された。

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