【巨人】山崎伊織が7回途中無失点の好投で2勝目も「投げ切りたかった」

7回途中で降板した巨人・山崎伊織

巨人の山崎伊織投手(25)が23日の中日戦(ひたちなか)に先発し7回途中無失点と好投。チームに7試合ぶりの勝利をもたらし、自身今季2勝目を挙げた。

6年ぶりの開催となったひたちなかを舞台に抜群の投球を見せた。3回まで三者凡退に抑え、4回には三塁まで走者を進めながらも得点は許さずに竜打線を圧倒。6回までわずか2安打と付け入る隙を与えなかった。

この日最大のピンチは2点リードで迎えた7回。先頭の元同僚・中田にストレートの四球を与えると、杉内コーチがマウンドへ。気持ちを新たに続く細川からは見逃し三振を奪ったが、岡林に左前打を放たれ一死一、三塁と一発が出れば逆転の場面で無念の交代…。バトンを託した高梨に「すみません」とうなだれたが、先輩左腕が後続をぴしゃりと抑える無失点リレー。ベンチから安どの表情を浮かべながら高梨を迎え入れた。

試合後、山崎伊は「今日の3イニングぐらいまでは本当に今まで投げた中で一番感覚が良かった。継続していけるように頑張ります」と手ごたえを明かしながらも「(7回は)投げ切りたいところだったんですけど。次は(ピンチでも)自分に任せてもらえるように頑張りたいと思いますし、高梨さんには前回も厳しい場面で代わってしまっているので、自分で投げ切れる実力を付けられるように頑張ります」と悔しさをにじませた。

それでもチームにとっては勝ちに貢献する十分な働き。負けられない上位チーム直接対決でこの日もしっかりと結果を残した。

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