【阪神】岡田監督は3度目ドローに「負けへんかったいうのが大きい」 無失点の中継ぎ陣を称賛

無失点の中継ぎ陣をたたえた岡田監督

阪神は23日のDeNA戦(横浜)を1―1でドロー。先発・村上頌樹が8回3安打1失点と力投するも、この日は虎打線が沈黙。6回の敵失に付け込んで挙げた1得点のみで終わった。

「負けへんかったいうのが大きいな。どっちかいうたらアレやな。守って守っての引き分けの方が多いからな。打ち合いじゃないからな。ブルペン陣の頑張りやで」。試合後の岡田彰布監督(66)は9回以降のマウンドを無失点リレーでつないだ中継ぎ陣たちの奮闘をたたえた。

12日の中日戦(2―2、バンテリン)、16日の巨人戦(1―1、甲子園)に続く、今季3度目となるドロー決着は12球団最多タイ。打線が冷え込みロースコアの展開に持ち込まれても、自慢のブルペン陣が相手打線の反攻をしっかりと抑え込んでくれている。ディフェンスに重きを置く岡田野球の真骨頂がこの日も光った。

9回には一死一、三塁。10回には一死二塁。11回には二死二塁。12回には二死一、三塁と4イニング連続で得点圏に走者を進められ、一打サヨナラのピンチを背負ったが、ゲラ―桐敷―島本―岩崎の4投手はしっかりと要所を締めた。「今季は混戦になる。勝負は9月」と開幕前に語っていた岡田監督。シーズン最終盤の戦いで、この日もぎ取ったドローがモノをいう時が来るかもしれない。

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