新車受注、不正前の7割に ダイハツ、開発も再開へ

インタビューに応じるダイハツ工業の井上雅宏社長

 ダイハツ工業の井上雅宏社長(60)は23日、共同通信などのインタビューに応じ、新車の受注が認証不正問題発覚前の7割程度まで回復したと明らかにした。現状は「ほぼ全ての車で受注活動を再開している」と述べ、凍結している新車の開発も適宜、再開する方針も示した。

 国土交通省は車の量産に必要な「型式指定」が取り消された車種を除く全ての現行生産車の出荷停止指示を解除した。井上社長は「素直にうれしい。今後は全国の販売店と協力して顧客の信頼を取り戻す」と語った。

 小型車事業では、親会社のトヨタ自動車の担当者が認証試験を行う「滋賀テクニカルセンター」に出勤し、支援を受けていると明らかにした。

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