文藝天国、9thシングル「初恋」完成「花開くや否や散り始める日本の春を」

文藝天国が4月24日、9thシングル「初恋」(うぶこい)を配信リリースした。メロディーラインと歌詞が和歌を想起させる仕上がりだ。

3年ぶりのライブとなった<アセンション>終了後の初シングルにあたる今作は、春の訪れとともに制作された一曲で、桜舞い散る日本の春を感じられる文藝天国らしい一曲。リリースと同時に公開された最新アーティスト写真は、これまでの系譜ながらも大人びた雰囲気と、どこか新しい風を予感させる。

自身にとって大きな挑戦となった<2nd one-man live「アセンション」>当日は、東京・日本橋三井ホール公演のみならず、ブランド“喫茶文藝”と“PARFUM de bungei”の一日限定ストアを表参道にてオープン、文藝天国の集大成ともいえる三拠点同時開催となった。3年前の1st liveから10倍規模の会場となったが、今回もライブ制作会社を通さず、メンバー自身が三拠点の運営・企画・制作を監督し、半年間作品制作から離れたという。ライブに全身全霊で臨んだ心境をko shinonomeは、Xで以下のように振り返っている。

「暗くて長いトンネルを延々と歩き続けている気持ちでした。(中略)毎日朝4時まで終わらないタスク、会議会議会議、入稿入稿入稿入稿。どれだけスライドしても to do リストの一番下が見えてこなくて、2023年の夏の終わりから、世間からずっと取り残されていた気持ちでした。自らを鼓舞し続けながらも、やはり壁は大きく、経済的にも物理的にもできないことと向き合いながら、これでもかと食らいついて常に最大限やって参りました」

その成功を経てリリースされる9thシングル「初恋」には、彼らの等身大の現在が封じ込まれている。すみあいかとko shinonomeの「初恋」に関するコメントを以下にお届けしたい。

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「諸行無常!じっと寒さを耐え忍んで、半年もの時間と労力と熱量を注ぎ込んで作り上げたものはたった一日で散ってしまった。真っさらだ。
近所の公園や川沿いを見ても、もう桜なんて一つも咲いていなければ地面に落ちた花びらですら見当たらない。桜はいなくなって、春は終わった。なにもない。もう誰も桜の話をしていない。人生ってきっとそんなことの繰り返しで、あの一日のことももう忘れ去られたのかなと虚しさを感じたりもする。でもみんなまた桜が咲くと、呑気に平和に屋台なんか出し始めちゃって、きっと去年と変わらずお花見するのだ」
──色彩作家 すみあいか

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「二月の one-man live を終えると既に春がやってきていた。慌てて書き始めた今作は桜の開花とともに完成した。花開くや否や散り始める日本の春を、散った後もこの曲でまだ感じていたい」
──音楽作家 ko shinonome

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■9thシングル「初恋」(ウブコイ)

2024年4月24日(水)配信開始
配信リンク:https://nex-tone.link/bungei_ubukoi
レーベル名:bungei records
Distributed by NexTone
Marketing & PR:ArtLed

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