【ベトナム】北部セメント工場で重大労災、10人死傷[製造]

ベトナム北部イエンバイ省のセメント工場で22日午後1時半ごろ、設備の誤作動によるものとみられる労働災害が起き、7人が死亡、3人が負傷した。22日付政府公式サイトが報じた。

事故はイエンビン郡イエンビン町のイエンバイ・セメント鉱産社の工場で、粉砕機(ミル)の定期整備中に起きた。これまでの調べでは、労働者が粉砕機の内部を修理中、電気モーター駆動の粉砕機が誤作動したという。

死亡した7人はいずれもイエンビン郡に住んでいた。負傷の3人は省内の病院に運ばれたが命に別条はないという。

ファム・ミン・チン首相は同日午後、公安省、建設省、労働・傷病軍人・社会事業省、イエンバイ省人民委員会に対して原因究明などを指示した。

同社の前身は1980年設立の国営イエンバイ・セメント工場。2004年に株式化し、07年から現社名。クリンカー(焼塊)の年産能力は45万トン。

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