【インドネシア】韓国・潭陽郡のイチゴ、国内で初めて栽培へ[農水]

インドネシアの農園会社トゥナス・サワ・エルマ(TSE)グループは22日、韓国・潭陽郡と同国の品種のイチゴの栽培について覚書を締結した。同グループ傘下のアグロ・プトラ・プラタマが、インドネシアで初めて潭陽郡のイチゴを栽培する。

栽培されるのは、「Jukhyang」「Merry Queen」種のイチゴ。TSEグループの広報担当者はNNAに対し、年内に栽培を開始し、収穫を予定していると明らかにした。生産規模や販売先などについては明らかにしていない。

同グループのロバート・セウン最高経営責任者(CEO)は、「インドネシアで初めて、室内環境制御システムにより、1年中イチゴを生産できる栽培システムを開発した」と説明。インドネシアの消費者に新鮮な韓国品種のイチゴを供給したいと抱負を語った。

首都ジャカルタで22日行われた署名式に出席した潭陽郡の李炳魯(イ·ビョンノ)郡守(首長)は「潭陽のイチゴが初めて海外で栽培される」と述べた。

今回の覚書での協力期間は10年間。アグロ・プトラ・プラタマは今後、潭陽郡との協力の枠組みで、国内の都市で大規模イチゴ農園の建設を通じたイチゴの通年栽培や、栽培面積の拡大などさらに発展させる可能性がある。

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