【タイ】メーデーに新たな最低賃金引き上げを発表へ[経済]

タイのピパット労働相は22日、メーデーである5月1日に新たな最低賃金引き上げの計画を発表すると明らかにした。先ごろ、一部地域を対象に1日当たり最低賃金を400バーツ(約1,700円)に引き上げたが、これを全国一律にするもようだ。

全国一律の400バーツへの最低賃金引き上げは、労働省、経済団体、労働組合で構成する国家賃金委員会が承認済みだという。

全国一律の最低賃金引き上げの他にも、フリーランス、自営業者向けの優遇融資制度の期間延長も発表する見通し。延長しない場合、4月末に失効する。優遇融資の金利は当初2年が0%で、3年目から2%となっている。

この他、国際労働機関(ILO)の「結社の自由および団結権保護条約(第87号条約)」「団結権および団体交渉権条約(第98号条約)」を批准する計画も明らかにされる見通しだという。

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