円が対ユーロで16年ぶり安値、対ドルでも介入ライン155円に迫る

[ロンドン/ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日の為替市場で、 円が一時対ユーロで165.71円と、2008年以来16年ぶりの安値に沈んだ。4月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)が約1年ぶりの高水準となったことが材料視された。

ユーロ/円はその後、0.4%高の165.59円近辺で推移している。

週内に開催される日銀の金融政策決定会合への警戒感から、円は対ドルでも下落。一時1ドル=154.88円と、1990年以来34年ぶりの安値を付け、介入ラインとされる155円に迫った。

その後、ドル/円は上げ幅を縮小し、横ばいの154.78円近辺で取引されている。

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