バルサ、エル・クラシコ敗戦で“来季のスーペルコパ出場へ黄色信号”? スペインサッカー協会への影響は?

写真:今季限りでバルセロナを退任予定のシャビ監督 ©Getty Images

現地時間21日、今季最後となるエル・クラシコがサンティアゴ・ベルナベウで行われた。試合は、後半アディショナルタイムの劇的決勝ゴールで3ポイントを獲得したレアル・マドリードが、2年ぶりのリーグ制覇へ大きく前進した。

一方、微妙な判定もあり敗れたバルセロナは、シーズン無冠が現実的なものとなっている。さらに、来季のスーペルコパ・デ・エスパーニャ出場権を逃す可能性が出てきている。

スーペルコパの出場権は、前シーズンのコパデルレイファイナリスト、そのファイナリスト2チームを除いたリーグ戦上位2チームに与えられる。今シーズンは、アトレティック・クルブ、マジョルカがコパデルレイファイナリストとして既に出場権を獲得しており、残る2枠はリーグ戦の最終順位によって決定する。

32節終了時点で、2位バルセロナに11ポイント差をつけるレアル・マドリードは、この出場権を限りなく手中に収めている。そして、数字上では4位アトレティコ・マドリードまで獲得可能となっている残り1枠だが、現実的にはバルサとジローナの一騎打ちと言えるだろう。

また、両者は34節にジローナのホーム、モンティリビで直接対決を控えており、今季ラストのカタルーニャダービーはスーペルコパ出場権獲得へどちらも負けられない一戦となりそうだ。

なお、スペイン『Marca』電子版によると、スペインサッカー協会はスーペルコパをサウジアラビアで開催することにより、毎年4000万ユーロ(約66億円)を受け取っており、その大半をスーペルコパの順位によって分配している。そして、レアル・マドリードまたはバルセロナが出場権を逃した場合、1チームにつき500万ユーロ(約8億2500万円)が差し引かれることになっているという。

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