DeNA、ベンチ総動員でドロー 三浦監督「みんな頑張った」

 11回、打者・石上の時に二塁走者・牧はけん制死(撮影・佐々木彰尚)

 「DeNA1-1阪神」(23日、横浜スタジアム)

 DeNAはベンチ入りメンバー全26人のうち、25人を使い果たした総動員でのドロー。三浦監督は開口一番、「よくみんなが頑張ってくれたと思います」とねぎらった。

 九回以降、毎回迎えたサヨナラのチャンスにも決定打が出ず。それでも「もちろん、あと1本というところでしたけど、相手も必死に向かってくるわけですから、その中でもう1回、もう1回というところで選手たちが最後の最後まで攻めてくれた」と指揮官は評価した。

 リリーフ陣の粘投に光明を見いだした。つぎ込んだリリーフ陣7人で、打たれた安打はわずか1。特に、延長十一回1死二塁から7番手で登板したドラフト2位・松本(名城大)は、2死一、二塁のピンチで佐藤輝を空振り三振。ビハインドでの起用が多かったルーキーの気迫の投球に、三浦監督は「いい表情をしていた。気持ちで負けていなかった」とたたえた。

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