【U―23】怪物GK小久保玲央ブライアンは開催国カタール撃破に自信「最高のシチュエーション」

U―23の怪物GK小久保玲央ブライアン

大岩ジャパンの誇る怪物GK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)が、開催国撃破に自信をみなぎらせた。U―23日本代表は23日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ(カタール)の準々決勝カタール戦(25日)へ向けて調整した。

守護神の小久保は16日の中国戦、19日のアラブ首長国連邦(UAE)戦でフル出場。特に初戦の中国戦では序盤に10人の劣勢となった後、スーパーセーブを連発してチームを救った。かねて潜在能力の高さは超一級品と評されてきたが、五輪切符がかかる大舞台で才能が一気に開花した。

0―1と痛恨の黒星を喫した22日の韓国戦は、すでに決勝トーナメント進出を決めていたため温存。試合には出場しなかったが「チームとして勝ちたかったので、試合後に感情的になってしまったのは反省しなければならないところ」と悔しさをあらわに。それでも「次につながる敗北だった」と前を向いた。

準々決勝の相手は、開催国のカタール。A代表は1月のアジアカップで優勝した中東の雄だ。厳しい戦いが予想されるが、そこは強気の怪物らしく「完全アウェーの中で自分たちとしてはプレッシャーだけど、そこは楽しみつつ。開催国を倒して優勝することが最高のシチュエーションになると思う」と大胆不敵に宣言した。

ここから先は負けたら終わりの戦いになる。「本当にチーム一丸となって戦わなきゃ勝てない試合になる。一人ひとりが気を抜かず勝利に向かっていきたい。最高のパフォーマンスでプレーできたらいい」と覚悟を口にした小久保。神セーブで日本に8大会連続の五輪切符をもたらす。

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