株価暴落!韓国大手HYBEでお家騒動 NewJeans解散も取り沙汰される深刻度

日本でも大人気のNewJeans

BTSをはじめ、グローバルアーティストを多数擁する韓国の大手芸能事務所「HYBE」が、子会社の内部監査に着手する〝内紛〟が起きた。子会社には期待の5人組ガールズグループ「NewJeans」が所属し、6月には日本デビューを控えているだけに日本の芸能界も顔面蒼白になっている。

HYBEの子会社「ADOR(アドア)」のミン・ヒジン代表ら幹部が独立を画策したとして、HYBEの監査チームが内部監査に着手したと22日、韓国メディアが一斉に報じた。

ADORといえば、昨年の「第65回輝く!日本レコード大賞」で優秀作品賞、特別賞をダブル受賞したNewJeansが所属。ミン氏は生みの親として有名だ。

韓国の報道によると、ADORが独立を画策したそう。元HYBEの財務担当で、今年からADORに籍を移した人物が経営権を得るために対外秘の契約書をはじめ内部情報を入手したという。これをADORに提供したなどの疑いがあり、HYBEはミン氏の辞任を要求している。

ミン氏はNewJeansのコンセプトなどをHYBEが盗用して新たなグループを誕生させたなどと主張。内部監査を〝謀略〟と断じ、反発を強めている。

内紛騒動でHYBEの株価は大暴落した。

NewJeansはデビューした22年に韓国の音楽賞レースで新人賞を総なめにし、昨年は韓国の主要賞レースでも受賞した。米ビルボードのアルバムチャートでも1位を獲得。5月24日に楽曲「How Sweet」をリリースする。今後のK―POP界をけん引する存在だが…。

「韓国内では、メンバーやその家族もミン氏の独立の画策を把握していたとの情報が駆けめぐっていて、HYBE側も疑心暗鬼になっている。最悪の場合、グループの解散まで危惧されている」(韓国の芸能事務所幹部)

韓国芸能界は激震に見舞われているが、日本の芸能界も対岸の火事ではない。6月21日には楽曲「Supernatural」で待望の日本デビューが控えているからだ。

「日本の音楽番組出演も内定済みで、まだ発表されていない広告出演案件もある。なにより6月26~27日には東京ドームで初の日本単独公演を開催する予定。日本でグループに関わるスタッフらも正確な事態を把握できず、頭を抱えている」(音楽関係者)

解散を回避しても、事実上の活動休止に陥れば、日本の芸能界も打撃を受ける。

© 株式会社東京スポーツ新聞社