元日本代表FWの城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで、U-23日本代表のFW細谷真大について語った。
【動画】城彰二がU-23日本代表の韓国戦を語る
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は4月22日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップのグループステージ最終節で韓国と対戦し、0-1で敗戦。この試合で77分に投入された細谷は、終盤にいくつかのゴールチャンスを得たが、いずれもモノにできなかった。
今大会で、ここまで3試合に出場していまだ無得点の22歳FWについて、城氏は「ポテンシャルはものすごく高いものがあって、そこに対して期待値が大きすぎて。ゴールを決め切れない、チャンスがありながらも上手くいかないという部分に関しては、残念」と述べる。
また、所属先の柏レイソルでのプレーから「決定的なところで決め切れないような。外す方が多い気がする」という印象を抱いている。
「フィニッシュの精度を上げないといけない。でも、彼のポテンシャルで、一瞬のタイミングでボールをもらったり、一瞬のパワーでグッとかわしていったりとか、素晴らしい部分があるので、そういった部分をもっと出してほしい」
周囲との連係については「なかなか上手くいっていない気がする」という。
「細谷君が絡んでくると、ノッキングしてしまったり、パスのリズムがおかしくなる部分も見受けられる。コミュニケーションや練習を積み重ねながら、どのコンビで、どういう形で崩していくのか。もっと連動した形で参加できないと、個の能力だけでは、なかなか難しくなる」
すでにA代表にも名を連ね、ワールドカップ予選でゴールを決めるなど、世代トップの経験値を誇る細谷。準々決勝のカタール戦では待望の一発が飛び出すか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部