入浴シーンは序の口!? キスマークをつける姿も…『銀河鉄道999』思わずドキドキした“メーテルのセクシー行動”

銀河鉄道999 [Blu-ray](東映アニメーション・東映ビデオ)/(C)松本零士・東映アニメーション

松本零士さんの代表作である『銀河鉄道999』は、宇宙を舞台にした壮大なストーリーである。本作は多くの魅力があるが、とくに人気のキャラクターといえば謎の美女・メーテルだろう。

メーテルは主人公・星野鉄郎とともに過酷な銀河鉄道の旅をする謎めいた美女だ。鉄郎とは対照的なスラリとした長身美女で、漫画やアニメでは入浴シーンをはじめ、自らセクシーな言動をとっているシーンも多い。

そこで、多くの読者をドキドキさせた、メーテルのセクシーシーンを厳選して紹介したい。

■鉄郎と一緒に堂々と入浴「水の国のベートーベン」

水滴星4Dー3という水の惑星が登場する「水の国のベートーベン」では、メーテルが鉄郎と一緒にお風呂に入るシーンがある。乱反射が強い星のためサングラスをかけて降り立った2人だが、その星はかつての地球のような美しい自然豊かな星だった。

民宿に到着し、岩風呂に入る2人。しかし鉄郎はサングラスと帽子を被ったままだ。裸のメーテルが「どうしてサングラスかけてるの?」と聞くと、鉄郎は「まともに見ると目がたまげる!! デングリがえる!!」と答え、恥ずかしくてメーテルのことを直視できない。

その後会話をするうちにのぼせてしまった鉄郎。裸のメーテルに介抱されるものの、何者かに急に襲われてしまい、鉄郎は「いけない、メーテルは体に何もつけていないんだ!!」と、我に返って反撃に出るのであった。

このシーンでは鉄郎の入浴中にメーテルがお風呂に入って来ており、鉄郎のことをまだ男性として意識していないようだった。入浴中の会話も鉄郎の母のことを話題にしており、この時点でメーテルと鉄郎は、まるで母と子のような関係性であることがうかがえる。

ただし、ストーリーが進むにつれ、メーテルが入浴する時は鉄郎が外に出るなど、これ以降一緒に入浴しているようなシーンは見当たらない。

旅のパートナーである二人の関係は、母と子から徐々に友人関係となり、最後には恋人のような関係にも発展している。まだ幼い鉄郎とメーテルが一緒にお風呂に入った、希少なシーンと言えるだろう。

■お望みなら体じゅうにつけてもいいわよ「ざんげの国」

「ざんげの国」では、メーテルの大胆すぎるセリフが登場する。

清らかで高名といわれる「ざんげの国」に降り立った2人。ちょうど休暇をもらった車掌も降り立つものの、強盗に襲われてしまう。さらに鉄郎とメーテルも何者かに連れ去られてしまい、“これはどういうことなんだい?”と不安がる鉄郎。

するとメーテルは鉄郎のおでこにそっとキスをし、「大丈夫だから。私にまかせなさい」と伝えた。そのおでこには、メーテルのキスマークがくっきりついていた。

その後、何者かによって記憶を消去される処置を受けた2人。しかし目が覚めた後も鉄郎は記憶を失っていなかった。その理由は、メーテルがキスをしておでこに反射材を付けたため、記憶消去処置が効かなかったからであった。

おでこのキスが反射剤と知った鉄郎は残念がり、頬を赤くして「もっといっぱいつけてもらいたいなあ」と言う。それを聞いたメーテルは「お望みならそのうち体じゅうにつけてあげてもいいわよ」と答えるのだ。このセリフはジョークとはいえ、かなり大胆である。

メーテルからおでこにキスをされた鉄郎は目がハートマークになり、とても嬉しそうだった。この頃から鉄郎はメーテルに対し、ほのかな恋心を持っていたのかもしれない。

■メーテルの行動にドクターもたじたじ! 「サイクロプロス」

メーテルの言動により、つい期待してしまった男性もいる。それが出てくるのがドクター・サイクロプロスとのシーンだ。

人工植民星に降り立った2人は、そこにいるはずのない生命反応を見つける。やがて全て同じ姿をした中年男の大群を発見するも、囲まれてしまった。彼らはドクターサイクロプロスが作ったクローン人間だったのだ。

その後、ドクター・サイクロプロスと偶然出会えた2人は彼のアパートへ。話しているうちにサイクロプロスは疲れて倒れこんでしまう。その様子を見たメーテルは布団を敷き、彼を介抱する。そして鉄郎に対し先に列車に戻るよう伝え、サイクロプロスと2人きりになったところ、なぜかおもむろに服を脱ぎはじめるメーテル。

その様子を見たサイクロプロスは「わ、いや わしゃ別に そんな手当てはしてくれなくても、そ、その、わしは、わしは…」と、慌てふためく。それを聞いたメーテルは「あんまり暑いから脱いだんですよ、いけませんか?」と一言。サイクロプロスはがっかりして「あ 、そう…なんだクソ つまらん」と、残念がるのであった。

2人きりになったところで“介抱してあげる”と言い、洋服を脱がれてしまったら……? サイクロプロスでなくても、こんな行動を取られたら多くの相手はつい誤解してしまうだろう。そういう意味では、メーテルはかなりの男性キラーと言えそうだ。

『銀河鉄道999』では、紹介してきたようなメーテルのセクシーなシーンがたびたび登場する。全体的に悲壮感が漂う場面も多いなか、こうしたメーテルの美しく色っぽい描写は読者にとってちょっとした癒しにもなっていただろう。

本作にはこのほかにもセクシーな恰好で敵と対峙したり、水着で空中を浮遊したりするメーテルのシーンがある。ある意味、脱ぎっぷりの良いメーテルの活躍を再確認しても面白いだろう。

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