広島・宇草孔基が4連勝に導く決勝2ラン! 笘篠氏「今年やれなかったら終わってしまう、という危機感を持ってやっている」

◆ 3日前にも豪快な代打弾、非凡なパンチ力健在!

広島はヤクルトに2-0で勝利し、2引き分けを挟み4連勝。勝率を5割に戻した。

試合はヤクルト・吉村貢司郎、広島・床田寛樹の両先発による投手戦。床田は立ち上がりからテンポ良くアウトを重ね淡々とゼロを刻んだ。遊撃・矢野雅哉が好守を連発するなどバックも堅い守りで左腕の好投をアシスト。床田は今季最長の8イニングを4安打無失点に抑え防御率は0.93となった。

打線は6回まで無得点だったものの、7回に7番・宇草孔基が会心の一撃。二死一塁で追い込まれたあとの直球を右翼席へ運び、これが決勝の2号2ランとなった。

2点リードの9回裏は守護神・栗林良吏がパーフェクト救援で締め、今季2度目の完封勝利。好投の床田は2勝目(1敗)、最後を締めた栗林は5セーブ目を手にした。

23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では決勝アーチを放った宇草にフォーカス。解説者の笘篠賢治氏は「今年やれなかったら終わってしまう、という危機感を持ってやっている。自主トレでは秋山について、そういったアドバイスも生かしながら、瀬戸際だと思ってやってますから」と5年目外野手の心境を代弁した。

昨季は一軍出場なしに終わったが、今季は20日の巨人戦でも豪快な代打弾を放つなど、ここまで8試合に出場し打率.385、2本塁打、4打点と活躍。2年目だった2021年には43試合の出場で4本塁打を放つなど非凡なパンチ力を秘めており、番組MCの高木豊氏は「いいバッターが戻ってきた」と表現し、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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