盛岡市教委がいじめ対策チーム設置 学校現場を支援

 盛岡市教委(多田英史教育長)は、いじめ問題への対応を強化するため学校現場を支援する指導主事らの対策チームを設けた。

 全63小中学校のいじめ問題は、これまで生徒指導を担当する指導主事1人で対応してきたが、指導主事11人と教育相談員のチームを立ち上げた。臨床心理の専門家やスクールロイヤーとも連携する。

 対策強化は、いじめを受けて不登校になった生徒を巡る第三者委の報告書を踏まえた。報告書では学校と保護者の連携強化、生徒間の人間関係の把握を求めており、学校の取り組みに関するチェックシートやいじめ状況を記す個票の内容も見直す方針だ。

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