藤ヶ谷太輔と奈緒がW主演!「絶対に自分が演じたい」出演を熱望した映画『傲慢と善良』が公開決定

藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんが、辻村深月さんによる発行部数93万部を突破した同名小説を原作とした映画『傲慢と善良』でW主演を務めることが発表されました。

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映画『傲慢と善良』は、9月27日より全国公開することが決定。ティザービジュアルと場面写真、そして藤ヶ谷さんと奈緒さんらのコメントが到着しました。

原作の大ファンを公言する藤ヶ谷太輔&奈緒「夢が叶った!」

本作は、主人公の西澤架と坂庭真実はマッチングアプリで出会い婚約した直後、真実が突然失踪。彼女を探すうち<知りたくなかった過去と嘘>が明らかになり、すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリーです。

30代になりマッチングアプリで出会った真実と付き合うもなかなか将来を決めない「傲慢」な架を演じる藤ヶ谷さんは、この小説に出会ったときから衝撃を受け「一番心に刺さって感銘を受けた小説。もし映像化されるなら絶対に自分が演じたい」という強い意志を伝え続け、満を持しての映画化となりました。

そして、「この物語は子どもの頃に置いてきてしまった気持ちが言語化されている。辻村先生が自分のことを知っているのかと錯覚するぐらい」と、架の一挙手一投足に共感を重ね、映画化決定前からテレビや雑誌などで「人生で一番好きな小説」と紹介していたこともあり、辻村さんも「藤ヶ谷さんに演じてもらえて嬉しかった」と話します。

また、親の敷いたレールの上で「善良」に生きてきたが婚約直後謎の失踪をとげる真実を演じる奈緒さんは、「辻村先生の映画に出るのが夢だった」と語り、「ミステリー要素がありながら、人生の選択について見つめ直すことができる作品。誰のどの部分に共感するか、人によって解釈が変わる面白さもある」と原作の魅力を熱弁。撮影現場に訪れた辻村さんも「このお二人に架と真実を託せて本当によかった」と絶賛しました。

4年ぶり2度目の共演となる藤ヶ谷さんと奈緒さんは、撮影現場では恋愛観から人生観に至るまで様々なことについて話し合い、人生のすべての価値観を共有したそう。久しぶりの共演に「お互い大人になった気がする」と語りました。

監督は『東京喰種トーキョーグール』や『サヨナラまでの30 分』を手掛け、公開待機作の『ブルーピリオド』でもメガホンをとった萩原健太郎さんが務めることも発表されました。

「並々ならぬ想いで演じた」藤ヶ谷太輔&奈緒 コメント

■藤ヶ谷太輔(西澤架 役)コメント

映画化が決まる前から、「人生で1 番好きな小説」に挙げていたほどこの作品が大好きでした。辻村さんは僕のこと知っているのかなって思えるぐらい、僕自身の物語のように思いました。「もし映画化するなら絶対に架を演じたい。叶わなければ一生後悔する」と思い、原作の関係者の方へもアプローチしてご縁がつながり本作のオファーをいただきました。

僕の俳優人生の中でも並々ならぬ想いで演じました。まだ気づいていない潜在的な感情に気づくことができ、自分の世界が広がるような作品です。恋愛面だけでなくミステリー要素も織り込まれているとても魅力的な作品です。

■奈緒(坂庭真実 役)コメント

辻村先生の作品に出演したいとずっと思っていたので今回夢が叶って嬉しいです!私自身いいところばかりの人間ではないのですが、昔から「いい子だよね」と善良に見られることも多いので真実とリンクしました。地方出身ならではの恋愛観や価値観にも共感できましたし、私自身30代目前となり人生の選択を考える時期になりましたので、様々な選択が描かれているこの作品に出会えて幸せです。

藤ヶ谷さんや監督と結婚や恋愛の価値観についてとことん話し合いました。自分が好きになれなくて蓋をしたい気持ちを「傲慢と善良」という言葉が救ってくれるようなとても希望のある作品です。

■萩原健太郎監督 コメント
架は天然なんだけどどこか憎めないキャラクターです。スターなのに誰とでも常にフラットに接する藤ヶ谷さんと重なる部分を感じました。藤ヶ谷さんのコアにあるそういう人間に対する優しさが常に滲み出て、現場でどんどん架の事が好きになりました。

奈緒さんは真実というキャラクターの背景をどこまでも深く広く想像力をもって演じてくださいました。撮影前は想像していなかった真実の姿を見る度に真実が自分の想像を超えて魅力的な女性であると気付かされました。原作小説の行間にある架と真実の感情の機微をお二人が繊細に表現してくださったお陰で実写映画化した意味を強く感じました。「傲慢」さと「善良」さは表裏一体で、きっとその狭間を行き来しながら生涯付き合っていかなければなりません。本作が、完璧じゃない他人や自分を受け入れて前に向かって進む一助となることを願っています。

■脚本:清水友佳子 コメント

発売以来、多くの読者の心を揺さぶり続ける本作の脚色を担うプレッシャーは計り知れないものでした。小説の完成度があまりにも高いため映像作品として再構築するのは大変難しい作業でしたが、世界観を見誤らぬよう何度も原作を読み返し、辻村先生の助言も頂きながら執筆を進めました。

完成した本編を見て強く印象に残ったのは、藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんの圧倒的な表現力です。不完全だからこそ愛おしい架と真実がそこにいました。お二人の緻密で繊細なお芝居が、物語に深い奥行きを与えて下さいました。ラブストーリーでもあり人間ドラマでもある本作が、観て下さった皆様に愛して頂ける作品になることを祈っています。

■原作:辻村深月 コメント

「あ、架と真実がいる」お二人の姿を撮影現場で目にしての、最初の感想でした。ただ、原作の二人はともに一癖も二癖もある人たち。そんな架と真実そのものと言われるのは抵抗もありませんか?と尋ねる私に「いえ!今この瞬間は、その言葉が何よりも嬉しいです」と藤ヶ谷さんがこたえ、奈緒さんが微笑みながら頷いてくださった瞬間、ああ、このお二人に彼らを託せて本当によかった、と感じました。

何年も前から架役の藤ヶ谷さんが原作を心に深く刺さった本としていろんな場面でお話ししてきてくださっていたこと、真実役の奈緒さんが中学生の頃から私の本を愛情深く読んできてくださったこと、以前から伺って、とても光栄に思い、感謝してきました。映画の完成を心から楽しみにしています。

映画『傲慢と善良』は2024年9月27日(金)全国公開

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