水原容疑者に漂う違和感 WBC歓喜の瞬間に再注目、“不自然”な行動がファンの話題に

水原一平容疑者【写真:荒川祐史】

第5回WBC決勝で、大谷がトラウトを三振に仕留めた“後”が話題

野球日本代表「侍ジャパン」が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制してから1年余り。世界一の“歓喜の輪”に加わった1人の人生が大きく変わった。ドジャース・大谷翔平投手の通訳を長らく務めていた水原一平容疑者が、違法賭博に関与し、大谷の口座から不正に1600万ドル(約24億6700万円)を送金していたことが発覚。日米で大スキャンダルに発展した。連邦検察に訴追されたことで、WBCでのある行動が脚光を浴びることにもなった。

話題になっているのは、米国との決勝で大谷がマイク・トラウト外野手(エンゼルス)を空振り三振に打ち取り、優勝を決めた瞬間だ。グラブを放り投げる大谷に、侍ナインが一斉に駆け寄っていくと、ベンチにいたTシャツ姿の水原容疑者も同じく歓喜の輪に加わった。皆で喜びに浸る中、水原容疑者は選手らの後方に弾かれるような形で歓喜の輪から外れると、ゆったりと1人で退散していった。

水原容疑者の一連の事件で、改めて過去の行動に着目するファンが増え、WBC決勝での歓喜の様子が再注目を浴びた形だ。「しょんぼり感」「今見ると違和感だらけ」といった声や、他のコーチが輪に加わっていない中、選手ではない水原容疑者の行動に違和感を持ったファンも多かったようで「何でコーチより先に通訳が行ってるの?」「今思うとふてぶてしいな」「意味わかんなくて笑」といった声もあった。

一方で水原容疑者は、WBC大会期間中にラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の近くに座り、日本語が放せないヌートバーと侍ナインとの架け橋的な役割も担っていた。「事件はあれだけど功績は忘れちゃダメ」と諫めるファンもいた。(Full-Count編集部)

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