動物園の売店が半年ぶりに再開 運営事業者と連絡がつかなくなり2023年10月から休止、広島県の福山市立動物園

リニューアルオープンした売店で買い物をする家族連れ

 昨年10月から休止していた広島県の福山市立動物園(芦田町)の売店が約半年ぶりに再開した。全国の動物園で売店を手がけるAQUA(横浜市西区)が運営し、ぬいぐるみや文房具、アイスなど約400種類を取り扱う。

 20日にリニューアルオープンした店内には、同園にいるペンギンやケープハイラックスのぬいぐるみ、食物連鎖や絶滅危惧種をテーマにしたグッズなどが並ぶ。ボルネオゾウ「ふく」の出身地・ボルネオ島の自然保護団体に売り上げの一部を寄付するクッキーや、竹炭入りの黒いコーンのジェラート(450円)も販売する。

 売店を巡っては、運営事業者と連絡が取れなくなり、同園を指定管理する福山観光コンベンション協会が新たな事業者を募っていた。繁沢寛店長は「店は動物園の展示の一部。動物たちに興味を持ってもらえるよう、福山独自の商品も展開したい」としている。

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