米ビザ、四半期利益が予想上回る 堅調な消費動向で 株価2.8%上昇

[23日 ロイター] - 米クレジットカード大手ビザが23日に発表した第2・四半期(1─3月)決算は、利益が市場予想を大きく上回った。景気後退や金利高止まりへの懸念にもかかわらず、消費者のクレジットカード利用が拡大したことが背景にある。

同社の株価は決算発表後の時間外取引で2.8%上昇した。

第2・四半期の決済額は8%増加。クロスボーダー決済額は欧州域内を除くベースで16%増加した。

第2・四半期の純収入は10%増加の88億ドル。決済処理額は11%増加した。

1株当たりの調整後純利益は2.51ドルと、LSEGがまとめたアナリスト平均予想の2.44ドルを上回った。

6月30日までの今四半期の純収入は「2桁前半」の増加率になると予想した一方で、2024年の収入の伸び率については「2桁台前半」に据え置いた。

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