米沢鶴城高、看板掲げ準備室開所 来年4月に開校

看板を掲げる米野和徳県教育次長(中央左)と佐藤有二校長(同右)=米沢市・米沢工業高

 米沢市の米沢工業高(佐藤有二校長)と米沢商業高(伊藤広幸校長)を統合し、2025年4月に開校する新高校「米沢鶴城(かくじょう)高」の開校準備室開所式が23日、米沢工業高で行われた。佐藤校長が室長に就き、開校に向けた用意を進めていく。

 開校準備室は、開校準備委員会の事務局として位置付けられ、両校の職員ら計14人で構成する。新高校の設備や備品の調達、移転計画の作成、外部との調整などを担う。

 開所式には関係者約10人が出席し、冒頭、米野和徳県教育次長と佐藤校長が準備室入り口に看板を取り付けた。米野教育次長は「子どもたちが輝かしい門出を迎えられるよう協力をお願いする」、佐藤校長は「準備に関わる自分たちも期待と決意に満ちており、一致団結して(開校準備に)努める」と述べた。

 米沢鶴城高の全日制の入学定員は工業科が200人、商業科が80人。定時制は総合学科40人で、25年度までは夜間、26年度以降は昼間となる。

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