仏ケリング、上期利益が急減の見通し グッチが不振

Mimosa Spencer

[パリ 23日 ロイター] - 仏高級ブランドのケリングは23日、上期の営業利益が40―45%減少するとの見通しを示した。第1・四半期に富裕層による主要ブランド「グッチ」の購入が減ったためで、市場予想よりも大幅な減益見通しとなった。

第1・四半期のケリングの売上高(比較可能なベース)は前年同期比10%減の45億ユーロ(48億ドル)。グッチの売上高は18%減り、昨年第4・四半期の4%減から大幅に悪化した。幹部はアナリスト向けの電話会議で、第2・四半期も大幅な改善は見込めないと述べた。

グッチはグループ売上高の半分、利益の3分の2を占める。

アーメル・ポウロウ最高財務責任者(CFO)は記者団に対し、「中国市場は現在、超高級品と手ごろな商品の間で顧客の需要が非常に二極化している。グッチはその中間あたりに位置しているため、二極化の恩恵を被っていない」と説明した。

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