米ペプシコの第1四半期決算、海外需要堅調で予想上回る

Ananya Mariam Rajesh

[23日 ロイター] - 米食品・飲料大手ペプシコが23日発表した第1・四半期決算は、海外市場で清涼飲料と「チートス」などスナック菓子の需要が増えたことを背景に、売上高、利益ともに市場予想を上回った。

純売上高は前年同期比2.3%増の182億5000万ドル。LSEGがまとめた予想平均は180億7000万ドルだった。1株当たりの中核利益は1.61ドルで、予想平均は1.52ドル。

米国ではインフレによって家計が圧迫され、同社製品への支出が減った。一方で欧州、アジア太平洋、中国では価格の高いペプシコの清涼飲料やポテトチップスへの支出が旺盛だった。

ジェイミー・コールフィールド最高財務責任者(CFO)は「3年に及ぶ消費者物価高を吸収する必要があり、その累積的な影響が消費者に少し負荷をかけているようだ。ただ、それも時とともに和らいでいくと期待している」と述べた。

第1・四半期にペプシコ製品の平均価格は5%も上がった。

ペプシコの売上高に占める海外の比率は昨年時点で約40%で、残りは北米。

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