沖縄本島11ダムの貯水率は63.4%に 前日比0.5ポイント増 前日までの雨が影響【24日午前0時時点】

(資料写真)沖縄本島内11ダムの貯水率が約3カ月ぶりに6割台に回復したが、渇水状態は変わらない=16日午後4時46分、東村川田の福地ダム(竹尾智勇撮影)

 沖縄本島内11ダムの貯水率は24日午前0時時点で、前日比0.5ポイント増の63.4%となった。23日までに降った雨が影響したとみられる。この時期の平年値は74.8%で、依然として11.4ポイント下回り、渇水状態が続いている。国や県は引き続き節水対策を呼びかけている。

 沖縄気象台によると、沖縄地方は前線の影響で大気の状態が非常に不安定となっている。先島諸島の多い所では1時間に50ミリの激しい雨が降る見込み。沖縄本島地方では、警報級の大雨となる恐れはなくなったが、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼びかけている。

 22日午前0時から24日午前5時までの降水量は、粟国空港で147.0ミリ、久米島空港で114.0ミリを観測した。

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