鳥取砂丘でグランピングはいかが ゲストハウスやキャンプサイトの複合施設、27日オープン

鳥取砂丘に完成した「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」のグランピング施設

 鳥取砂丘(鳥取市)の西側エリアに複合宿泊施設「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」が27日オープンする。グランピング、フリーサイトキャンプ、ゲストハウスを備え、さまざまなニーズに対応する。日帰り中心だった鳥取砂丘観光の経済効果向上が期待される。

 住宅・不動産業のヤマタホールディングス(同市)などが運営会社「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」(同市、山田雄作代表取締役)を設立し、鳥取県と市の所有するキャンプ場など約6・9ヘクタールを無償で借り受け再整備。ターミナルはゲストハウスに改装し、グランピング施設を新設した。

 グランピング施設にはドーム型テント(高さ4・1メートル、直径7メートル)が6棟あり、いずれもベッドや冷蔵庫などのほか、空調機能を備える。1棟はドッグラン付きで、愛犬家のニーズに応えた。

 管理棟を兼ねるゲストハウスは15の客室のほか入浴施設や売店もあり、滞在環境の質的向上を図る。松林に囲まれたフリーキャンプサイトは50張程度のテント設置が可能。テント1張当たり2200円で、キャンプ用品のレンタルもできる。

 施設周辺にはパラグライダーなどアクティビティーも豊富にあり、星空観察も魅力の一つ。ゴールデンウイークを控え予約は好調で、山田代表取締役はこのほどあった完成式典で「滞在拠点として砂丘観光に貢献したい」と話していた。

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