パソコンにウイルス感染の警告、電話すると除去費用や手数料の請求…新潟十日町市の男性が184万円の詐欺被害

 パソコンのウイルス感染除去名目で、電子マネー184万円分をだまし取られたとして、新潟県十日町市の70代男性が4月23日、十日町署に被害を届け出た。十日町署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 十日町署によると、男性は4月6日、自宅でパソコンを操作していたところ、警告音とともにウイルス感染の警告が表示されたため、記載の番号に電話した。業者を名乗る男からウイルス除去と感染防止対策の契約料や、登録ミスの手数料などを請求され、7日にかけて複数回、計184万円分の電子マネーカードを購入しコード番号を伝えた。

 男性は特殊詐欺被害防止のちらしと同じ手口だと気づき、十日町署に相談した。

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