管理職の評価制度を刷新 西濃運輸、転勤地域を選択可能に

 【西濃】セイノーホールディングス傘下の西濃運輸(本社大垣市)は23日、働きやすい環境を提供するため、管理職の評価制度などを刷新したと発表した。新制度は今月から適用しており、約560人が対象。

 従来、管理職は海外を含む全国の拠点で勤務することが前提だった。新制度では、海外への転勤がある「グローバル職」に加え、国内18エリア(名古屋、三岐など)から希望地域を選択する「ローカル職」を設けた。グローバル職から給与水準は変動するが、ローカル職では転勤が選択地域内に限定される。

 評価制度、給与制度は業績主導の評価から、個人の行動やスキルを重視する方針へ切り替える。そのほか、30~40代の若手管理職の成長をサポートするため、面談などフィードバックの機会を拡大する。

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