ICDAHD EV充電スタンド設置 「伊勢オートモール」内覧会

EVに急速充電器を差し込む一見知事(左)と向井社長(中央)

 【四日市】自動車販売のICDAホールディングス(HD、本社鈴鹿市)は23日、三重県玉城町に26日開業する複合型店舗「伊勢オートモール」の内覧会を開いた。

 複合型店舗は7カ所目。伊勢オートモールは、敷地面積が約1万3千平方メートル。中古車販売の「ヴァーサス」や中古車買い取り店「POINT⑤」が入る。中古車は屋内外に約250台展示し、全メーカーの車種をそろえる。また、最新の電気自動車(EV)も展示販売する。

 目玉はEVの充電スタンド。パワーエックス(本社東京都)製で蓄電池式の急速充電器1基を設置した。最大出力は150キロワット。10分間充電で約130キロメートル走行できる。24時間利用でき、1基で2台同時の充電が可能だ。充電に使用する電力には、充電施設屋上にある太陽光パネルで発電した余剰電力を活用することで、脱炭素社会の実現に貢献したい考えだ。

 同日の内覧会には、一見勝之三重県知事や辻村修一玉城町長、伊藤正明三重大学学長ら来賓や関係者合わせて144人が訪れた。

 向井弘光社長は「EV充電スタンドを併設した伊勢オートモールと同じ取り組みを既存店舗にも展開することで、モビリティ社会に貢献していきたい」と話している。

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