アーセナル冨安健洋に地元メディアも高評価 三つどもえのリーグ優勝争いのキーマン

攻守に奮闘した冨安健洋(ロイター)

イングランド・プレミアリーグで日本代表DF冨安健洋(25)の所属するアーセナルは23日(日本時間24日)の〝ロンドンダービー〟でチェルシーに5―0で圧勝した。冨安は約4か月半ぶりに左サイドバックでリーグ戦に先発出場し、暫定ながらチームの首位キープに貢献した。

前半4分にベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが先制弾を決めると、後半に4ゴールを奪取。2位リバプール、3位マンチェスター・シティーと三つどもえのV争いを展開中のミケル・アルテタ監督は「多くゴールを決めて満足している。そしてクリーンシートも安定感を示している」と納得の様子で、リーグ制覇に意欲を示した。

その一方で負傷から復帰後、安定したパフォーマンスを発揮している冨安は前半9分に足を踏まれて倒れ込む場面もあったものの、攻守に奮闘し後半28分までプレーした。英メディア「90MIN」は選手採点で冨安に7点を付け「前半は(チェルシーFW)マドゥエケに苦戦したが、後半は明らかに勝利した」と高評価。同「フットボール・ロンドン」も7点とし「センターバックのパートナーよりも落ち着いていた」と伝えた。

リーグ戦も残りは4試合。激しい優勝争いを繰り広げる中、復活した冨安がアーセナルのキーマンとなるはずだ。

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