リバプール新指揮官はFW上田綺世を指導するスロット監督が最有力 英メディア報道

リバプールの新監督候補に浮上したアンネ・スロット氏(ロイター)

イングランド・プレミアリーグで日本代表MF遠藤航(31)の所属するリバプールの新監督にオランダ1部フェイエノールトを指揮するアンネ・スロット監督(45)の就任が有力になったと、英「BBC」など各メディアが報じた。

リバプールは今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決まっており、新監督の選定を急いでいる。当初はクラブOBでドイツ1部レーバークーゼンのシャビ・アロンソ監督の引き抜きを検討するも本人が残留を明言。続いてポルトガル1部で日本代表MF守田英正(28)の所属するスポルティングのルーベン・アモリム監督に注目していたが、来季に向けてウェストハムと交渉を開始したため、候補から外れたとみられている。

すでにブライトンのロベルト・デゼルビ監督やフランス1部リールのパオロ・フォンセカ監督の名前が報じられている中で「BBC」は「リバプールは多くの候補者について広範なリサーチを行ってきた。フェイエノールトを(昨季)タイトルに導いたスロット監督が基準に合う候補として浮上。まだ決定されていないが、有力候補となっている」と伝えた。

フェイエノールトで日本代表FW上田綺世(25)を指導しているスロット監督はかねて「次のステップは海外になる。いつも世界最高のリーグはプレミアと言ってきた」と話しているように、イングランド行きを熱望。このため、リバプールが正式オファーを出せば、契約に至る可能性は高いとみられており、今後の動向が注目される。

© 株式会社東京スポーツ新聞社