ブロンコスがCBサーテイン二世の5年目オプションを行使

デンバー・ブロンコスのパトリック・サーテイン二世【NFL】

デンバー・ブロンコスが2024年のオフシーズンで最も簡単な決断の1つを下し、チームの中でも特に優秀な若手選手を確保している。

現地23日(火)、ブロンコスがコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世の5年目オプションを行使したと発表した。

2021年ドラフト全体9位で指名されたサーテイン二世は、その期待に見事に応えてきた。この2シーズンでいずれもプロボウルに選出され、2022年シーズンにはオールプロのファーストチームにも選ばれたサーテイン二世は、3シーズンでインターセプト7回、パスディフェンス36回を記録している。

2022年に守備コーディネーター(DC)を務めていたエジロ・エベロの指揮下でキャリア最高のシーズンを過ごしたサーテイン二世だが、2023年シーズンはエベロがカロライナ・パンサーズに移ったことでやや低迷した。とはいえ、大多数の人からはNFLで最も有望な若手CBの1人と見なされている。ブロンコスが立て直しの時期を迎えている今、サーテイン二世のような優秀な若手選手をロースターに残しておくことは極めて重要だと言えよう。

5年目オプションにより、サーテイン二世の基本給は660万ドル(約10億2,146万円)から1,980万ドル(約30億6,439万円)へと1,300万ドル(約20億1,200万円)以上増える。大幅な増額だが、ブロンコスはこうすることで2024年シーズン終了後にサーテイン二世を失う可能性を排除できると同時に、長期契約に取り組む時間を得ることが可能だ。

サーテイン二世はこれからの2シーズン、そしておそらくこの先何年も、ブロンコスでプレーすることになると分かった上で2024年にフィールドに戻る。

【RA】

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