「チャリチャリ」を開始 桑名市がシェアサイクル 三重

【シェアサイクルサービス「チャリチャリ」開始にあたり出発式で握手する伊藤市長(左)と家本社長=桑名市役所で】

 【桑名】三重県の桑名市は23日、市内でシェアサイクルサービス「チャリチャリ」を開始した。市は昨年10月、同サービスを提供する「neuet(ニュート)」(福岡市、家本賢太郎社長)と包括連携協定を結び、昨年10月19―25日に桑名駅から東側のエリアで桑名駅、寺町商店街北など7カ所の駐輪ポートを設置し、プレ運営としてサービスを実施していた。

 協定では、①潜在的な移動ニーズの発掘とその対応②中心市街地における二次交通活性化③公共交通維持・利用促進④観光・地域振興⑤災害発生時の都市復旧活動―などを連携事項としている。

 サービス開始に先立って市役所で出発式が開かれ、家本社長は「桑名の町をもっともっと巡っていただけるよう、利便性を伝えていきたい。自転車数も増やせるように頑張っていく」と述べた。

 伊藤徳宇市長は「市の交通の新たな一歩を踏み出した。車で移動するよりも環境に優しいカーボンニュートラルの社会をつくっていく上で大変重要。健康づくりなどさまざまな課題を解決できる。」「市内にたくさんポートができて、皆さんが自由に自転車を乗れるような地域づくりをしていきたい」と語った。

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