いま島根が熱い?! GW国内旅行の予約急上昇ランキング1位! 予約者数は9位、出雲大社ツアーが人気 旅行動向調査

観光客でにぎわう出雲大社周辺(資料)

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が発表した「2024年ゴールデンウイーク旅行予約動向」で、島根県が国内旅行の予約者数ランキングで9位となった。前年の18位から大幅に上昇。増加率は前年比173.7%で急上昇ランキングでは1位となった。旅行需要の拡大をにらみ、以前から人気がある出雲大社の参拝ツアーに団体祈祷(きとう)と八足門の特別参拝のオプションを組み込んだことなどが要因としている。

 調査は、4月26日から5月6日に出発する旅行を対象に、3月25日時点での宿泊施設をはじめ、飛行機やJRといった交通機関の予約状況などから算出した。ランキング首位は沖縄県で、北海道、長崎県など前年の順位と大きく変わらない都道府県が名を連ねる中、前回18位の島根県がトップ10入りした。

 急増の要因とみられる出雲大社のツアーは、団体祈祷と普段は立ち入ることができない八足門の特別参拝が組み込んである。宿泊日数や訪問先によって複数の種類があり、予約者数については非公表としている。

 HIS広報室の担当者は「国内旅行の需要の高まりを受け、国内向けのプランを増やした。毎年企画している出雲大社のツアーに特別参拝を組み合わせ、よりスペシャルな体験を求める旅行者にとって魅力になった」と話した。

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