5月15日に念願のCDデビューを果たすAぇ! group。YouTubeのジュニアCHANNELを卒業し単独チャンネルを設立するにあたって、彼らが担当していた火曜日の更新枠が関西ジュニアの後輩へ引き継がれた。今月16日に配信された「ドッキリサプライズ【Aぇ! groupの後は誰…】火曜日はお前たちに託した!!」の動画ではBoys beやAmBitiousのメンバーをはじめとする関西ジュニア総勢73人が稽古場に集まり、火曜日担当の引き継ぎをAぇ! groupからのサプライズで発表した。全員が自己紹介をしていく中でAぇ! groupと関西ジュニアの仲の良さが見えていくような動画となっている。
彼らの関係性が見える動画といえば、2022年7月に公開された「Aぇ! group【関西Jr.一斉アンケート!!】リアル格付けに大波乱~前編~」「Aぇ! group【関西Jr.一斉アンケート!!】末澤が公開説教！マジヤバ😅~後編~」の動画を思い浮かべる人も多いだろう。当時の関西ジュニア50人にアンケートを取り、一人ひとりがつけた順位を集計して様々な部門のランキングを付けるというものだ。特に多く声が上がったのがリーダーの小島健で、男前ランキングや面白いランキング等で1位に輝いた。Boys beの亀井海聖はそんな小島に「いつもふざけてるように見えるのに裏では中身がすごく男前」と彼が裏側で見せる一面についてコメントし、Boys beの丸岡晃聖とAmBitiousの岡佑吏は「小島くんは笑いの天才」「本気でツボるくらい笑わせてくれた回数が自分の出会った人の中で一番多い」とべた褒めした。また、頼りがいのあるメンバーとして小島を1位に選んだAmBitiousの浦陸斗は「僕が収録うまくいってないときに『大丈夫、まだあるから』と優しく声かけてくれた！」と思い出を語った。
今回のサプライズの動画内でも後輩の自己紹介にツッコミを入れたり大きくリアクションを取って盛り上げたりと後輩思いな一面がよく見えた。小島は2月27日から3月31日まで大阪松竹座で上演された関西ジュニアの舞台『おいでよ！ミナミ笑店街』のプロデュースを務めており、舞台が終わった後、出演していた関西ジュニアメンバーの会員制有料サイトFAMILY CLUB web内のブログでは小島への感謝や尊敬の声が多く寄せられていた。舞台期間に築き上げた後輩たちとの絆も大きいのではないだろうか。面白さだけではなく普段の接し方や態度でも後輩に支持されているように感じる。
また、ジュニアが10秒での自己紹介を始める前に小島からお手本を見せるよう無茶振りされた草間リチャード敬太が、最初は嫌がりながらも全力で対応した場面では、先述のアンケート企画で面白いランキング1位に草間を選んだAmBitious・真弓孟之が「自分のキャラを最大限に活かしてて振られてもすぐ面白く答えられる」と回答していたことが思い起こされた。後輩の前でもお笑いに全力な背中を見せているのも彼らの魅力のひとつだろう。
アンケート企画にてBoys beの千田藍生から「優しくて心が広いと思います。さりげなくフォローしてくれるところが好き」との回答が寄せられた正門良規は、今回の動画内でもトークの中心になって後輩にもAぇ! groupメンバーにも話を振っていたり、佐田一眞から無人島に連れていきたいメンバーランキングで1位に選ばれ、「優しいので無人島に2人でいてもストレスがたまらなさそう」と印象づけられていた佐野晶哉も自己紹介に心地よくコメントを挟んでいく姿が見られたりした。最年長の末澤誠也はクールな印象を持たれがちだが、AmBitiousの岡が末澤の手を引き「コイツの3年後輩、岡佑吏です！」と思い切った自己紹介をしたシーンはこの動画の大きな見どころにもなっており、確かな信頼関係があることが窺えた。
自らが晴れやかに卒業する立場でありながら後輩を立ててバトンタッチする姿に、関西ジュニアならではの絆の強さが感じられた動画だった。4月23日に公開された引き継ぎ後第一回の動画ではいちご狩り遠足企画となっており、“関西ジュニアスーパーアイドルへの道最高責任者CEO”として小島も登場し盛りだくさんの内容となった。Aぇ! groupはCDデビューにより関西ジュニアから卒業することとなるが、これからもどこかで後輩たちとの関わりやその中で表れるAぇ! groupの魅力が見られることを楽しみにしたい。
（文＝池田夏葉）
